必殺仕食人

それで今日は…一体何処の何を食べろと仰るんで…

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『藪』御三家巡り

江戸蕎麦の老舗中の老舗である『藪』。
その中でも『かんだやぶそば』『並木藪蕎麦』『池の端藪蕎麦』は「御三家」と称され、由緒正しい店とされている。
蕎麦好きならば、是非とも行っておきたい店である。
この三店、比較的近接していることもあり、回ろうかと思えば一気に回ることも可能である。
昨日の栃木ハンドキャリーの帰り、上野駅で途中下車、御三家巡りと洒落込んでみた。



『池の端藪蕎麦』
まずは不忍池近くの『池の端藪蕎麦』へ。
池の端藪蕎麦20080903-01
橘右近の書による看板がいい。
橘右近…寄席文字家元で、あの『笑点』の題字を書いた人としても有名。
ところが…
池の端藪蕎麦20080903-02
水曜定休かよ…orz
まったく…先が思いやられるぜ。



『かんだやぶそば』
気を取り直して歩いて神田に移動、『かんだやぶそば』に向かう。
かんだやぶそば20080903-01
かんだやぶそば20080903-02
かんだやぶそば20080903-03
藪系の実質的な本家であり、ちょっと敷居が高そうな店構え。
店の前に黒塗りの高級車がズラリと並んでいる…みたいなシチュエーションが似合いそう(笑)
かんだやぶそば20080903-04
堀田七兵衛翁の像。
藪の初代である。

店内は非常に広く、席の数も多い。
席に案内され、せいろう(せいろそば)を1枚注文すると
「せいろう一枚~~~~~~~~~~~~~~」
という独特な口調で厨房に注文を通す。
店のあちらこちらで
「お酒冷やでおかわり一本~~~~~~~~~~~~~~」
「かけそば一杯~~~~~~~~~~~~~~」
の声が響く。
それが一種独特な空間を作り出している。

待つことしばし、せいろうが運ばれて来た。
かんだやぶそば20080903-05
かんだやぶそば20080903-06
かんだやぶそば20080903-07
やや緑がかった色の蕎麦は細く、何とも美しい。

まずはそのまま何も付けずに食べてみる…しなやかで喉越し抜群。
スルスルと収まってしまう。
蕎麦の香りそのものはほのかに感じる程度でそれほど強くなかったが、その分都会的というか、洗練されたものがある。

次につゆを付けて食べてみる。
よく藪系のつゆは濃くて辛いと評されるが、この店のつゆは濃いけどそれほど辛くない。
むしろ甘さを感じさせるが、それでもベシャベシャした甘さではない。
あくまでも上品で繊細な甘さ。
昔ながらの辛いつゆは旨いけれど、人によっては抵抗がある場合も有り得るわけで、そのあたりを万人向けに調整してあるのかもしれない。

蕎麦を完食、つゆを蕎麦湯で割って飲んでみる。
最近流行のポタージュ系ではなくサラッとした蕎麦湯だが、薄さは感じられない。
鰹の香りがフワッと立って、何とも言えない旨さ。
途中で蕎麦湯を追加して注いでも、鰹の香りはそれほど弱くならない。
いかに出汁をしっかり取っているかがよくわかる。

私の好みよりちょっと甘目だったけど、さすがは老舗と思わせる旨さ。
伝統を大切にしながらも、都会的に洗練された蕎麦だった。
女性を連れて行くならば、こういう蕎麦は喜ばれるかもしれない。



『並木藪蕎麦』
神田から地下鉄に乗ろうかと思ったが、運動不足解消のため、歩いて浅草まで向かう。
歩くこと1時間、汗だくになって『並木藪蕎麦』に到着。
並木藪蕎麦20080903-01
並木藪蕎麦20080903-02
小さくて古い建物で、何とも言えない良い雰囲気。

店内に入り、奥のテーブル席に案内される。
並木藪蕎麦20080903-03
並木藪蕎麦20080903-04
昔ながらの蕎麦屋の雰囲気がイイ感じ。

まずは蕎麦前を楽しむ。
樽酒の冷やと焼海苔。
並木藪蕎麦20080903-05
並木藪蕎麦20080903-06
海苔はわさび醤油でいただくが、これが実に旨い。
パリッとした食感、香りの高さ…海苔ってこんなに旨かったのか…。
普通の焼海苔で、こんなに感動出来るとは思わなかった。
また、これが酒に合うの何のって…。
海苔→酒→蕎麦味噌(蕎麦米の食感が小気味良くて美味)→酒…
当然一本で済むわけがない(笑)
結局、酒は二本(二合)。

蕎麦前をじっくりと楽しんだ後、締めのざるそばを二枚注文。
並木藪蕎麦20080903-07
並木藪蕎麦20080903-08
並木藪蕎麦20080903-09
並木藪蕎麦20080903-10
神田と違い、普通の黒っぽい蕎麦。

まずは何も付けずにそのまま…見た目通り、神田よりも香りも味も濃い。
しなやかで喉越しも良い。

次につゆを少しだけ付けてひと口…これ、これだよ!!
濃い目で甘さが無く、キリッとシャープな辛口…まさに辛汁。
並木のつゆは東京一辛い(…ということは、日本一辛い)と言われるが、まさにその通り。
蕎麦を全部ドボンと浸したら辛くなり過ぎる、昔ながらの江戸蕎麦のつゆである。
蕎麦の先にチョコッと付けるだけで丁度良い塩梅となる。
辛いとは言っても、塩角の尖った辛さではない。
十分熟成した返しを使っているので、辛さの中にもまろやかさがある。
俺もこんなつゆを作ってみたいけど、まだちょっと甘いんだよな~…。

旨さにまかせて、速攻で一枚完食。
並木藪蕎麦20080903-11
そうそう、盛り笊が逆さまになっているのもこの店ならでは。
このほうが水が切れやすいのである。

食べ終わって間髪入れず、二枚目の蕎麦が出て来た。
絶妙のタイミング…ランチタイムのピークが過ぎていてお客が少なかったこともあるが、目配りがしっかり出来ている。
一枚の量が少ないので、これも速攻で完食。
つゆを少ししか付けないので、つゆはほとんど減っていない。
しかも二枚目の蕎麦にも新しいつゆと薬味が付いて来た。
嬉しいねぇ~、最後の楽しみが増えて…。

最後は蕎麦湯…この店もサラッとした蕎麦湯だけど、味と香りはしっかりしている。
濃くて辛いつゆなので、いくらでも伸ばせる。
ということは、何杯でも飲める。
返しの強さのためにやや隠れていた鰹出汁の味と香りが、蕎麦湯で割ることによって鮮明になって来る。
こりゃ旨いよ~!!
このつゆならば、敢えてポタージュ系蕎麦湯じゃなくても旨い。
むしろあまり濃過ぎる蕎麦湯じゃ重くなっちゃうかも。
おかわり用のつゆも合わせて、全部完飲!!

昔気質で舌の肥えた浅草っ子を満足させるだけの、何とも素晴らしい蕎麦とつゆ、さらに仕上げの蕎麦湯…大満足で店を後にした。


池の端は残念だったけど、老舗の江戸蕎麦、おもいっきり堪能出来た。
本家の洗練された蕎麦もいいけど、個人的には並木の味がおもいっきりストライクだった。
何よりもあのつゆがいいんだよな~。
池の端は宿題として次回行く予定だけど、並木は両国便の帰りに通いそうな予感(笑)

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テーマ:蕎麦屋 - ジャンル:グルメ

  1. 2008/09/04(木) 12:15:59|
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